私の犬歴(№328)

 昨年末の高知新聞の一面に「出生最少94.1万人、過去最低」厚生労働省(17年推計)、社会面に「飼い猫初めて犬上回る」ペッドフード協会(17年全国犬猫飼育実態調査)、2つの記事が載っていました。
 因みに出生数最多は1949年の270万人。その前後生まれを団塊世代といいますが私もその一人です。小学校の頃、町内は子どもでいっぱいでした。その中を親方と一緒に大八車を必死で引いている犬をよく見かけました。ポインターでしょうか大きな犬でしたが、それが犬との最初の出会いです。中学になって我が家に犬がやってきました。今は見かけないスピッツ犬で、綿あめのような真っ白な毛と真っ黒な鼻が印象的でした。まだ番犬で家族の残り物を食べて縁の下で寝起きしていました。高校の時にいたビーグル犬はスヌーピーにそっくりで愛嬌がありました。その後高知を離れたので生き別れになってしまいました。帰高したのは平成の前年でバブルの絶頂期。ハスキーやレトリバー犬など、外国映画に出てきそうな大型犬があちこち散歩しているのには驚きました。シェルティー犬を飼い始めました。子供たちにオモチャにされながら一緒に育ちましたが、優しくて賢い犬でした。今いる柴犬は短毛・立ち耳・巻尾と生まれは申し分ないのですが、私の育て方が悪かったのかやんちゃで手を焼いています。
 さて、犬人気の凋落の原因はというと高齢化の影響もあるようです。毎日の散歩に手がかかったりペットが長寿になったため、新たな飼育を断念する団塊世代が増えているようです。
 戌年には我が家のワンコで年賀を飾ってきました。さてさて、この次は何犬だろうかと想像してみました。一回りすると超後期高齢状態、ロコモで散歩は億劫、知力低下で躾けはままならず老老介護は確実だ。今はAI(人工知能)が急速に進歩していろんなところに登場してきています。高性能AI搭載ワンコだと無駄吠えなし、躾けや散歩は不要、ペットロスとも無縁。飼い主の困った問題はすべて解決。そう、次はロボット犬にしよう。

(豆助)

2018年02月27日