七五三の法則(№370)

 コロナ禍の状況下、2度目の梅雨期を迎えますが、体調はOKでしょうか? 南海上に梅雨前線が停滞し、これから7月上旬ごろまで鬱陶しい日々が続きますが「三蜜」を避け、お互い忍耐強く自分磨きに注力するのもいいかもしれませんね。
 さて、今回は、梅雨前線からの距離の遠近で、お天気がどうなるのか?「七五三の法則」について、ナウ・レッツ・ビギンとまいりましょうか。
 梅雨前線から観測地点までの距離が
  300キロ以内:雨降り
  500キロ以内:どん曇り
  700キロ以内:薄曇り 
  700キロ以上:晴れ
 以上の4区分の目安が「七五三の法則」と呼ばれているようです。お暇な時間に新聞の天気図等でチェックしてみては? なお、距離の基準・目安としては、北緯40度線と30度線のライン間、地図上の東西の横線で、九州から東北地方までが、この範囲、南北約1,110キロ(緯度差10度)の範囲内にあります。したがって、例えば、梅雨前線が、北緯30度線上にあれば、緯度差より鹿児島までの距離は、222キロ、高知までは396キロ、東京までは633キロ、秋田までは1,081キロ(脚注参照)となります。梅雨前線から観測地点までの距離を、この法則に当てはめると・・・鹿児島は「雨降り」、高知は「どん曇り」、東京は「薄曇り」、秋田は「晴れ」・・・ということになります。梅雨期約1か月間の、お出掛けの参考になりますね!
 蛇足となりますが・・・梅雨時は、山では風が強く、前線の雲がかかって視界が悪い。特に、最近では、地球温暖化の影響か、経験したことがないような大雨が降る可能性があります。登山の際は、低山といえども重々気を付けてくださいね。
 勇気を出して第一歩を踏み出そう!
           曲がり角の先に
         きっと良い事があることを信じて。
      それでは、いつか又の機会に   ヘイヘイホー
(与作)

注)例示の北緯30度線からの距離算定は、観測地点の緯度をパソコンで調べ、これとの緯度差、1度当り@111キロ、1分当り@1.9キロを乗じて算定しました。
  参考① 赤道から北極点までの距離 1万キロ÷90度=@111キロ
  参考② 前線の位置と観測地点の緯度差
      鹿児島2度00 分、 高知3度33分、東京 5度41分、秋田9度43分

2021年06月28日