百歳まで、元気で生きて、故郷高知に活力を(№332)

 昨年、安倍総理が「人生100年時代構想会議」を設置し、リカレント教育(社会人の学び直し)や、新卒の一括にならない採用の多元化、高齢者雇用の促進などが議論されている。この元になる本が、2年前に英国の女性、リンダ・グラットンの書いた「ライフ・シフト」である。以後、いろいろの書物が出てきている。実際、50年前の日本人の100歳以上の高齢者は258名であるのに、一昨年は67,000名以上になっている。しかもこの増加のグラフは、横にはなってきていない。ということは、このままいけば、2007年に日本で生まれた子どもが107歳まで生きる確率は50%を超すらしい。末恐ろしい結果だ。フレイル予防しなければ、最終的に、皆寝たきりになる可能性が高い。
 我が高知県は、昭和26年ころには21,000人程の赤ちゃんが生まれていたのに、一昨年はその4分の1にも満たない4,986名だといわれている。高知県の人口減少は、当然死亡者数が出生数を完全に上回るだけでなく、今から社会に出て働こうとする若者たちの県外への就職数が多くて、尾崎知事の必死の政策にも関わらず、人口はどんどん減少する傾向にある。こんな状態の高知県では、起死回生の妙手など、そう簡単には見つからないだろう。
 今こそ、皆で頭脳と力を合わせて、どうすれば良いかを考えることが必要である。県外、国外から、気候も、食べ物も、住んでいる人々の性格も良い、我が愛する高知へ住みついてもらいたいし、若者、特に子連れの若者に住みついてもらいたい。子どもの教育費や医療費を高校卒業まで無料にしたり、徹底的に援助し補助する。高知の良いところを、テレビやマスコミに訴えてみる。などなど・・・考え始めると、夜も眠れないなあ。

(アラジンのランプ)

2018年06月13日