四国一周JRの旅(№353)
10月の連休を利用して孫(小学1年の男の子)と、JRの途中下車自由の特急自由席が利用できる周遊券で1泊2日の四国一周をした。当日は快晴、高知発8時20分の南風で、いざ窪川駅を目指し、窪川駅発9時40分、宇和島駅着12時20分の予土線でホビートレイン(列車の前が新幹線を模して丸くなっている)に乗車した。予土線の列車では、その他に、しまんとトロッコ、海洋堂ホビートレインの予土線3兄弟がある。
沿線には、打井川駅から6㎞にある海洋堂ホビー館、土佐大正駅周辺には栗焼酎ダバダ火振を作っている無手無冠、細木病院の医師が毎週診察に行っている大正診療所がある。
車窓からは、四万十川が良く見え景色は良かったが、残念ながら列車の乗客は、観光客数人、地元の老人、学生等で1両編成でも空席が目立った。
JR四国は民営化以後、32年連続の赤字で、国が設けた経営安定基金の運用で赤字を埋めて運営されている。予土線は、100円の収入を得るために1,159円の費用がかかっているとの新聞報道があった。沿線人口の減少もあるので、観光列車の充実で外国からも観光客を誘致できる態勢ができることを願うばかりである。
宇和島駅からは、アンパンマン列車に乗って松山に向かった。宇和島では、ほずみ亭の鯛めしを食べたかったが、残念ながら日曜日は休みであった。松山では松山城に行く途中の物産館で水道蛇口から出るみかんジュースが珍しく、大勢の観光客が写真を取っていた。その後、道後温泉では改修工事の影響もあり、20分待ってやっと入ることができ、レトロな雰囲気を味わうことができた。
翌日は、特急石鎚で高松へ向かい、昼食にうどんを食べたが、本場のうどんはのど越しともちもち感が良かった。高松からは、特急うずしおで徳島へ向かい、徳島からは、特急つるぎで吉野川沿いに走っている徳島本線に初めて乗って池田経由で高知駅に到着し、あわただしくもあり、あっという間の楽しい列車の旅で、孫との距離が一段と近づいた。
皆さんも是非、ビールを飲みながらのJRの旅、行きませんか!
(お茶のみ)