リーダーシップ(№341)

 平成最後の年が明けました。年末年始はそれぞれに過ごされたと思いますが、特に勤務だった方々には感謝の気持ちをお伝えしたいです。ありがとうございました。皆様のおかげで仁生会は機能を発揮し続けることができました。
 さて、30年前は何をしていたのかと思い出しますと、昭和天皇崩御の報道に驚くことなく、割と冷静に報道番組を見ていた記憶がよみがえります。どの番組も同じような内容の繰り返しで、すぐに賞味期限が過ぎてゆきました。誰がリーダーシップを発揮して番組を作成しているのか全く伝わってきませんでした。
 30年が経過した現時点でも同じような状況かと思いますが、我々の医療現場ではいかがでしょうか? そうリーダーシップです。
 広辞苑では「指導者としての地位または任務。指導権。」「指導者としての資質・能力・力量。統率力。」と記載されています。つまり、リーダーシップは指導者に求められるものとして捉えられています。逆に言いますと、指導者でないものにリーダーシップを求めていなくて、極端に言えば指導者でないものにリーダーシップは不要だとも取ることができます。
 本当にそうでしょうか? 私は違うと思います。
 入職1年目であれ、20年目であれ、どのような職種、どのような役職であれ、すべての職員にリーダーシップは求められていると私は考えます。日常の業務のなかで気づいた疑問点、本当にそれでいいの?と不思議に思う心、こうすればもっとうまくできると思うと提案したい気持ち、それらがまさにリーダーシップではないでしょうか。すべての職員がこのような気持ちをもって、意識をもって、同じ向きを向いて進むことができれば、職場は進化し続けることができると思います。皆さんの気持ち、意識を的確に捉え、まとめ、そして現場にフィードバックするのはもちろん管理職のつとめです。皆さん、今年一年リーダーシップを持ってみませんか?

(ウクレレ狸)

2019年01月28日